Lookup - a Search Interface
http://openlab.ring.gr.jp/lookup/
lookup-ja@ring.gr.jp
Lookup は Emacs エディタで利用できる辞書検索インターフェースです。市販の
CD-ROM 辞書やネットワークの辞書サーバを始め、様々な情報源から簡単な操作
と設定で辞書検索が行なえます。
Contents of This Distribution ==========================================
- README このファイル
- COPYING Lookup を再配布するための条件、及び
Lookup が無保証であることの表明
- INSTALL インストールの方法について
- NEWS これまでの主な変更点
次のサブディレクトリが含まれています。
`lisp' elisp プログラムファイル
`texi' Texinfo ドキュメント
`etc' その他いろいろ
How To Install =========================================================
Lookup のインストール方法には二種類あります。一つは専用のインストーラを
用いる方法で、もう一つは make を用いる方法です。前者の方がお手軽ですが、
後者の方がより完全なインストールを行なえます。
専用インストーラを用いる場合
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専用インストーラは Emacs の中から直接実行します。Windows などで make を
使えない場合や、elisp プログラムのインストールに不慣れな人に向いています。
まず最初に Emacs を起動し、Lookup 配布物のトップディレクトリ(このファイ
ルのあるディレクトリ)を Dired でオープンして下さい。install.el というファ
イルにカーソルを合わせ、`L' と入力すれば対話的にインストールが始まります。
elisp ファイル、及び info ファイルのインストールディレクトリを順に聞いて
くるので、お好みのディレクトリを入力して下さい。その後コンパイルが始まり、
無事インストールに成功すればその旨を記したバッファが表示されます。指示に
従って設定を行なって下さい。
コマンドラインから実行する場合
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専用インストーラはコマンドラインから直接実行することも出来ます。次のよう
にして下さい。
% emacs -batch -l install.el ~/emacs/lisp/lookup ~/emacs/info
引数のディレクトリを省略した場合、デフォルトで上記のディレクトリにインス
トールされます。
make を用いる場合
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configure プログラムと make を用いることでもインストール出来ます。例えば
次のようにして下さい。
% ./configure --with-emacs=emacs \
--with-lispdir=/your/home/emacs/lisp/lookup \
--infodir=/your/home/emacs/info
% make install
configure のオプションを省略した場合、Emacs とその site-lisp ディレクト
リを適当に判断して必要なファイルをコピーします。
インストールについてより詳しくは、附属のファイル INSTALL を参照して下さい。
Search Agents ==========================================================
Lookup で辞書を利用するためには、辞書と交信するための検索エージェントが
必要となります。このバージョンの Lookup では、次のようなエージェントが
利用可能です。
ndic - フリー辞書からの直接検索
ndeb - EPWING などに準拠した CD-ROM 書籍の個人利用
ndtp - NDTP サーバを用いた、ネットワーク辞書の利用
ndict - DICT サーバを用いた、ネットワーク辞書の利用
`ndic' は、主にフリーに配布されている辞書からダイレクトに検索を行なうた
めのエージェントです。"the Jargon File" や FOLDOC などが利用できます。
`ndeb' は、CD-ROM 書籍の個人利用に向いたエージェントです。eblook という
外部コマンドを用いることで、面倒な設定の手間なしに手元の CD-ROM をアクセ
ス出来ます。
`ndtp' は、主にローカル・ネットワークで共有された電子辞書を利用するため
のエージェントです。これは NDTP(Network Dictionary Transport Protocol)
のバージョン 2 に対応したクライアントで、dserver や NDTPD と共に利用でき
ます。
`ndict' は、主にインターネットに公開された辞書サーバにアクセスするための
エージェントです。これは DICT プロトコル(RFC 2229) に対応したクライアン
トで、dict.org などの DICT サーバにアクセス出来ます。
利用出来るエージェントについてより詳しくは、附属のファイル etc/AGENTS、
及び info マニュアルを参照して下さい。
How To Use =============================================================
Lookup を利用するには、次のような設定を ~/.emacs に加えて下さい。
(autoload 'lookup "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-region "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-pattern "lookup" nil t)
(setq lookup-search-agents '((ndtp "dserver") (ndspell)))
M-x lookup で Lookup を起動し、利用できる辞書を一覧します。M-x
lookup-region で、リージョンの文字列を検索します。M-x lookup-pattern で、
カーソル位置の単語をデフォルトに、ミニバッファから検索語を入力できます。
変数 `lookup-search-agents' により、利用する検索エージェントを設定します。
詳しくは、附属のドキュメントを参照して下さい。
How To Get =============================================================
Lookup は Ring Server プロジェクトによる OpenLab で開発されています。
Lookup に関する情報交換は、専用のメーリングリストにて行われています。
参加を希望する方は、`lookup-ja-request@ring.gr.jp' 宛てに、本文に
subscribe と書いたメールを送って下さい。
Lookup は、lookup-ja@ring.gr.jp メイリングリストの有志
(lookup-ja@ring.gr.jp)が管理しています。Lookup に関する問い
合わせはこちらまでお願いします。
(原作者は西田圭介さん です)